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モン・サン・ミッシェル(5日目)
旅も5日目。ママがどうしても見たかったという、モン・サン・ミッシェルへ行く日です。

今日はフランスの祝日・メーデー。日本でいう勤労感謝の日のようなものなので、ほとんどのお店や観光地はお休みです。メーデーはスズランを贈る習慣があるそうで、スズランがよく飾ってありました。
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なので、残念ながら、モン・サン・ミッシェルまでバスで4時間かけて行くのですが、なんと入場観光は出来ません。。。

でも、ERIKAちゃんに聞いたときも、石造りだし、もと牢獄だった時代もあってちょっと暗いので、別に中はみなくていいんじゃない? 素晴らしいのは外観だから・・・ と励まされたので、見に行かれるだけでもヨシとしましょう!!(宿泊しないでパリに帰るので、ものすごーく美しいと言われるライトアップの夜景は見られませんが)。

初めは、日程を変えてくれればいいのに!と思っていたのですが、パリにいたら、1日中ホテルにいるか公園に行くかしかない一日になっていたようなので、モン・サン・ミッシェルに行くのが一番良かったのでしょう。


トゥールのホテルから、高速を走ること、約4時間。
突然、広大な土地に、うっすらと姿が見えてきました。
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そう、今日は、連日の快晴がウソのように、暗くてシトシト雨が降っています。「天気にも恵まれないの~?」・・・と嘆いてましたが、添乗員さんいわく、晴れた日も素晴らしいけど、曇り空のモン・サン・ミッシェルは、荒涼とした雰囲気でまたいいのよ、ということでした。確かに、迫力があります。

近づくにつれ、牧草を食べる羊さんの姿が。この辺りの羊は、海の近くの草を食べているので塩分が含まれており、塩気があって美味しいそうです。
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見えてきました!!
「天空の城ラピュタ」のモデルだと言われる、砂地にそそり立つモン・サン・ミッシェルです。
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8世紀に、アヴランシュの司教だった聖オベールが、夢の中で大天使ミカエル(フランス語でサン・ミッシェル)から「この地に修道院を建てよ」というお告げを受け、長期にわたる難工事の末に出来上がったのが、こちら。

車が通る道路なので、気をつけてバスから降りて写真撮影タイム。みんな観光客だし、ドライバーは突如現れるモン・サン・ミッシェルに目を奪われているので、気をつけないと危険です。
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今日は雨のため周りの水位が上がっていて、砂と水に囲まれているのがよくわかります。
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車が通れる道を造ってしまった為、砂がどんどん押し寄せられて溜まってしまい、陸地化してきているそう。巨額の予算をかけて、この道を取り外し、橋を架けるという大規模工事が決定したらしいので、次に見る機会があったときには、きっと景色は大きく変わっているハズ。ちなみに写真右端の方にバス駐車場があるのですが、もう少し雨が降って水位が上がると、いまにも水没してしまう。。

日ごろの行いが良いのかな??バスを降りて観光出発!という時に、雨が止みました。私達母子、傘を持っていないので、一安心です。
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門をくぐると、可愛い看板のお店がたくさん並んでいます。
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↓(左)クレープ屋さんの白黒の壁は、15世紀からのものだそう。(右)の写真に写っているのは、おもちゃの剣。日本でも、日光などの観光地で、男の子向けに刀が売っているように、外国でもおもちゃの剣は人気の様子。

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レストランの予約にちょっと早いので、お買い物タイム。
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あまりの肌寒さに、セントジェームスで、ママはキレイな水色のアウターを、私は白×ネイビーのボーダーのニットを買って、その場で着てしまいました。日本人に人気があるらしいので、お店の外にはカタカナで「セントジェームス」とも書かれています。
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私もここのボーダーが好きですが、セントジェームスは、このモン・サン・ミッシェルのすぐ近く、ノルマンディー地方のセントジェームス市が発祥の地であり、本店だそうです。来る時に見た、この辺りの羊さんたちから、良質のウールがとれるのですね。早速着たニットも、滑らかなウールで、温かい♪

人でいっぱいの細道を登って行くと・・・ランチの、オムレツを食べるお店に到着です。
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そう、モン・サン・ミッシェルの名物と言えば、驚くほど大きいと言う、オムレツ。
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この看板の、プーラおばさんが作った大きなオムレツが、今もこの地の名物として残っているのです。私達のツアーは、この看板のある、いわば元祖オムレツ屋さんではなく、別のお店に行きました。

北フランスのお酒と言えば、シードル または カルバドス。林檎のお酒です。北フランスは寒いので、ワインを造る葡萄の栽培はしていません。かわりに、寒い地方では林檎を栽培し、林檎のお酒が美味しいのだそう。
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さぁ~!ツアーのパンフにも「名物のオムレツをご賞味ください」とあったので、どれだけ大きいんでしょうか!みんな、カメラを構えて待っていたのでです・・・が?・・・

あり? なんじゃこりゃ? この、玉子焼のカケラは・・・?
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そうなのです。巨大オムレツを食べ残す日本人向けに、味見程度の小盛りサイズなのか・・・はたまた、旅行会社がランチのお値段を縮小したのだかはわかりませんが・・・たった、これだけだったの(泣) 。ガッカリな上に、これじゃあ足りないわっ!
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木で細工した屋根は、このあたりのノルマンディー地方特有のもの。
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けっこう階段が急ですが・・・頑張って登っていきます。
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遠くに、小さな島が見えます。昔、ここまで来る道がなかった時代は、巡礼者は引き潮時に沼地を歩いてくるしかなかったので、途中、この島で休憩をしたそうです。
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今でも、島で休憩して歩いてくるツアーがあり、添乗員さんいわく「物好きな人」に人気だそうです。あ!沼地を歩いている人、発見。
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望遠しきれませんでしたが・・・塔のてっぺんには、金色の天使が。この天使さん、修復の際には、ヘリコプターで取り外しするようです。塔の先は細いので、人は登れません。
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雨上がりの石畳は滑りやすいので注意...。岩壁から、たくましくお花が咲いています。
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聖ピーター教会に、オムレツのプーラおばさんが眠るお墓がありました。バラが目印。
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モン・サン・ミッシェルは、かつては多くの人が住んでいたので、こうして墓地もありますが、現在は40人ほどの修道士さんしか住んでいないそうです。
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聖ピーター教会は、小さくて、色使いが可愛いらしい教会です。
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扉の外には、ジャンヌ・ダルクの像が。ジャンヌ・ダルクが民衆を率いて立ち上がるきっかけとなったのが、サン・ミッシェルのお告げだったからだそうです。
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入場できなかったのはやっぱり残念ですが、2つとない、見事な岩の城を見ることができて、満足しました。
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ちなみに・・・帰りの高速道路は、3連休のヴァカンスからパリに戻る車で、大大大渋滞!!でした。

お昼のオムレツが少なかったので、渋滞でお腹ペコペコ。
休憩のガソリンスタンドで、サンドイッチやお菓子を買い込みました。
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