チェックアウトの日。早起きして朝日を見るのはやめて、今日はゆっくり眠りましょう…といったけれど、私はやっぱり6:00には目が覚めてしまった。お風呂にお湯をはって、バスソルトを入れて、本を読みながら半身浴。ここのバスソルトは香り強め。いい香りにつつまれるバスタイム。30分浸かっていたら、すごーく汗をかいて、さっぱり、すっきり。
バルコニーのソファに寝転んで涼みながら、本の続きを読む。
フランジパニの花が落ちる音が聞こえてきそうなくらい、静かな朝。
・・・と思ったら、隣の部屋の巨大なオージー男子(
キャンドル作りで一緒だった彼)が
起きてきたらしく、陽気な鼻歌が聞こえてきた。
7時ごろになると、ちょうどスタッフさんたちの出勤時間のようで、掃除をしたり、花を生けて回ったり、仕事を始めているのが見えた。2階の部屋は、こうゆう風景が見えるから、いいな。
このホテルは煌びやかさはないけれど、パブリックエリアがいつでも片付いていたり、
隅々まで掃除が行き渡っていて、気持ちよく寛げるホテルだった。
そして、スタッフの細やかな手仕事が美しいホテルだった。
たとえば、夜はフローティングキャンドルが並べられていた、レストランの前の水鉢は、
朝7時の朝食時には、きれいに花が浮かべられていたり…
部屋、レストラン、パブリックトイレ、プールサイド、ロビー…どこでも
置いてあるタオルが、職人技のごとくに、きゅっと巻いて形作ってあったり…
至る所にさり気なく、いつも新鮮な花が飾られていたり…
こんなにゲスト数が少ないというのに、手抜きが無くて
私はこうゆうホテルが好きだ。
いい加減お腹が空いてきたので、MASAやんさんに起きてもらって、レストランに向かう。
最後の食事なので(本当はランチも付いていたけど、次のホテルへの移動ドライブ前なのでやめておいた)、一番眺めのいい、シービュー席に座る。
今日もいい天気。
8時くらいになると、日が昇って、かなり眩しいし暑いけど
それでも海辺は気持ちがいいなぁ・・・
ここの朝食は、パンが美味しかった。
クロワッサンも、ブリオッシュも、温かくてパリパリ。
食後は、庭を散歩。ブーゲンビリアがたくさん咲いていた。青空に映えて、きれい。そういえば、ブーゲンビリアの、ピンクや白の色鮮やかな部分は「花」だと思っていたけれど、これは花ではなくて、「包葉」なのだと、最近知った。。
チェックアウトのために荷物をまとめるリミットまで、MASAさんはまた貸切状態のプールで泳ぎ…
私は、ここに座って海を眺めていた。
ビーチにも出てみたけど、これは、暑い、焦げる!
またバレに戻って、ゴロゴロ…
バレの屋根下には、風に揺れるとシャラシャラと小さな音が鳴るものが下がっていて
これが眠気を誘うのよね・・・
あー・・・長閑で静か・・・ZZZ・・・。
まだここで、こうやってゴロゴロしていたい・・・。
名残惜しいけれど、そろそろ部屋に戻ってパッキングしなければなりません。
MASAやんさん、そろそろ帰るよー!
いいところだったな、Tembok。
来る前は、周りに何もないところで2泊3日、暇しないか?と思っていたけど
1日3食付、スパ付き、アクティビティ付きで、全然暇ではなかったし
ひと気のないビーチは煩わしいことが何もなくて
静かなプールで泳いで、ボーっと景色を眺めて、読書して
ホテルに篭ってゴロゴロしていたい私たちにはピッタリだった。
12:00 レセプション&ブティックショップに行って、チェックアウト。
お土産に、キューブ型のソープを購入。
いま、家のバスルームに吊るして使ってます。いい香り*
次のホテルへの移動の車が到着していたので
日本人スタッフSさんと、マネージャさん(らしき人)に見送っていただいて、出発。
車に乗り込むときに、籠の小箱を、1つずつ手渡してくださった。
「中身は、茹で卵なんですが・・・」と、Sさん。
この卵は、「新たな旅立ち」を意味するもので
このあとの旅路の無事を祈る意味を込めたギフトなのだとか。
偶然にも・・・
私たちにとってこの旅は、1つ新たにポジティブな決断をしようと話し合った旅でもあった。
それは、人生においてとても重要で大事な決断だったので
本当にそれでいいのか、迷いもあったのだけど
この小さなギフトが、私たちの背中を押してくれているような気がした。
2時間半の山越えドライブ。
次はウブドに向かいます。